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避妊外来

Contraceptive Clinic

「自分に合った避妊方法」を、
婦人科で見つけませんか?

避妊と聞くと「ピルは副作用が怖い」「パートナー任せにしている」と感じている方も多いかもしれません。
しかし、ライフスタイルや体質、将来の妊娠への希望に合わせて、避妊方法を選ぶことはとても大切なことです。

当院の避妊外来では、低用量ピル、IUS(子宮内避妊具)など複数の選択肢を提示しながら、一人ひとりに合った方法を一緒に考えていきます。
「なんとなく不安」「避妊についてきちんと知りたい」という段階からでも、どうぞご相談ください。

避妊の選択肢について

避妊の選択肢について

妊娠は女性のライフプランや健康状態に大きな影響を与えます。望まない妊娠を避けるためには、確実で簡便、かつ副作用のリスクが少なく、女性主体でできる避妊方法を選ぶことが大切です。

当院では、患者さま一人一人のニーズに合わせた多様な避妊方法を提供しています。それぞれの避妊効果や副作用について詳しく説明し、十分にご理解いただいた上で、選択していただけます。

低用量ピル(経口避妊薬)

卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類の女性ホルモンを配合した経口避妊薬です。排卵を抑え、子宮内膜に作用することで、受精卵の着床を妨げ、妊娠を防ぎます。

低用量ピルのメリット

毎日決まった時間に正しく服用することで、99%以上の高い避妊効果が期待できます。さらに、月経周期の安定、月経困難症やPMSの緩和といった効果も期待されることから、多くの女性に利用されています。

低用量ピルのデメリット

服用初期には頭痛や不正出血などの副作用がみられることがありますが、通常は服用を続けるうちに改善します。まれに血管内に血のかたまりができる血栓症のリスクがあるため、35歳以上で喫煙習慣がある方、高血圧の方、血栓症の既往歴のある方は注意が必要です。

アフターピル(緊急避妊薬)

避妊に失敗した、避妊しなかった性交後に、望まない妊娠のリスクを軽減するための緊急避妊薬です。性交後72時間以内(できるだけ早く)に服用することで、排卵を遅らせたり、受精卵の着床を妨げたりする作用があります。当院では「ノルレボ錠」を取り扱っております。

アフターピルのメリット

避妊に失敗した場合でも、妊娠の可能性を低減できます。日本産科婦人科学会によると、性交後72時間以内に1回服用することで、約84%の妊娠回避率があるとされています。服用が早ければ早いほど効果は高くなります。

アフターピルのデメリット

アフターピルは100%妊娠を防げるわけではありません。そのため、内服後3週間を目安に市販の妊娠検査薬を使用するか、月経予定日を1週間すぎても生理が来ない場合には、クリニックを受診してください。

また、ホルモンを一時的に大きく変化させるため、吐き気・頭痛・倦怠感などの副作用がみられることがあります。

避妊リング(子宮内避妊具)

子宮内に小さな器具を挿入することで、受精卵の着床を妨げ、長期的な避妊効果を得られる方法です。ホルモンを含まない「IUD(非ホルモン付加型)」と黄体ホルモンを子宮内に放出する「IUS(ホルモン付加型)」があります。

避妊リングのメリット

一度挿入すれば数年間避妊効果が持続するため、ピルの服用を忘れがちな方、長期避妊を希望される方におすすめです。ピルよりも副作用が少ないため、高血圧のある方や、35歳以上で喫煙習慣のある方にも使用できます。

避妊リングのデメリット

避妊効果は高いものの、100%ではありません。また、挿入・抜去には医師の診察と処置が必要であり、1年に1回は定期的なチェックが推奨されます。

当院で取り扱っている避妊リングについて

当院で取り扱っている避妊リングについて

当院では以下の子宮内避妊具を取り扱っております。

FD-1(IUD:Intrauterine Device)

非ホルモン型の子宮内避妊用具(IUD:Intrauterine Device)です。精子の運動能力や受精能力を低下させ、受精卵の着床を妨げます。最大5年間の避妊効果があり、ホルモンを使用しないため、副作用が気になる方に適しています。

ミレーナ(IUS:Intrauterine System)

黄体ホルモンを子宮内に放出するタイプの子宮内避妊システム(IUS)です。子宮内膜が厚くなるのを防ぎ、着床を妨げる作用があります。

最大5年間の避妊効果に加え、月経過多や月経痛のお悩みに対しても効果が期待できます。
「生理がなくなった、軽くなった」と感じる方もおられ、生理の煩わしさから解放されるメリットもあります。

避妊目的の場合には保険適用外の自由診療となりますが、月経過多や月経困難症などの治療が目的である場合には、保険適用でミレーナを挿入することが可能です。

避妊リングの副作用

挿入後に一時的な下腹部痛や出血、違和感を覚えることがあります。まれに、器具のずれ、脱出が起こることもあるため、異常を感じた際は早めに受診しましょう。なお、ミレーナはホルモン型の避妊具ですが、ピルとは異なり血栓症のリスクもなく、高血圧や喫煙習慣のある方でも安全に使っていただけます。

定期的なチェックの必要性

避妊リングを安全かつ効果的に使用するためには、定期的なチェックが大切です。特に異常がなくても、1年に1回は位置を確認するために受診しましょう。

自分に合った避妊方法を選びましょう

避妊方法は年齢や体質、既往歴、出産経験、ライフスタイルによって適したものが異なります。

たとえば、30代で喫煙習慣がなく、毎日規則正しく服薬できる方にはピルが適しており、40代以降で血圧が高めの方や、喫煙習慣がある方には避妊リングが適していると考えられます。また、忙しくて服薬を忘れがち、長期的に妊娠を希望しない方にも避妊リングは有効な選択肢といえるでしょう。

当院では、患者さま一人一人のライフスタイルやご希望に合わせて、無理なく続けられる避妊方法を一緒に見つけるお手伝いをさせていただきます。避妊についての疑問や不安があれば、どんなことでも遠慮なくご相談ください。

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