
FAQ
よくある質問
当院に寄せられる患者様からのよくある質問にお答えします。こちらに記載されていないご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
Q1.妊婦健診はいつから受診すれば良いですか?
妊娠の可能性がある場合、生理予定日から1週間程度遅れた時点で受診をお勧めします。当院では妊娠4週頃から胎嚢の確認が可能です。初回の健診では妊娠の確定診断、予定日の算出、血液検査による感染症検査などを行います。その後は妊娠週数に応じて定期的な健診スケジュールをご案内いたします。
Q2.和痛分娩は安全ですか?痛みはどの程度軽減されますか?
和痛分娩は麻酔科医立ち会いのもと、安全性を最優先に実施しています。硬膜外麻酔により陣痛の痛みを大幅に軽減できますが、完全に無痛になるわけではありません。個人差はありますが、多くの方が「痛みが我慢できる程度になった」と感じられています。事前の説明をしっかりと行い、リスクについてもご理解いただいた上で実施いたします。
Q3.里帰り出産を希望していますが、いつ頃から通院を始めれば良いですか?
里帰り出産の場合、妊娠32週頃までには当院での初回受診をお済ませいただくことをお勧めします。現在通院中の医療機関からの紹介状と検査結果をお持ちいただき、妊娠経過を詳しく確認した上で分娩に向けた準備を進めます。分娩予約も承っておりますので、早めのご相談をお願いいたします。
Q4.帝王切開になった場合、費用はどのくらいかかりますか?
帝王切開の場合、手術費用は保険適用となります。当院では約60万円からとなっており、高額療養費制度をご利用いただけます。事前に限度額適用認定証を取得していただくことで、窓口でのお支払いを自己負担限度額までに抑えることができます。詳しい費用については、診察時に詳しくご説明いたします。
Q5.ピルの処方を希望していますが、どのような検査が必要ですか?
ピルの処方前には、血圧測定、問診、内診(必要に応じて)を行います。初回処方時には血液検査も実施し、血栓症のリスクなどを確認します。定期的な服用中も3~6ヶ月ごとの定期健診をお勧めしており、副作用の有無や体調の変化を丁寧にチェックいたします。
Q6.不妊治療はどのような流れで進めていきますか?
まず基本的な検査(血液検査、超音波検査、卵管造影検査など)を行い、不妊の原因を調べます。その結果に基づいて、タイミング指導、人工授精、体外受精など、段階的に治療を進めていきます。ご夫婦のご希望や年齢、検査結果を総合的に判断し、最適な治療方針をご提案いたします。治療の各段階で十分な説明を行い、納得いただいた上で進めていきます。
Q7.子宮がん検診はどのくらいの頻度で受ければ良いですか?
子宮頸がん検診は20歳以降、2年に1回の受診をお勧めしています。子宮体がん検診は症状がある場合や医師が必要と判断した場合に実施します。定期的な検診により早期発見が可能となり、治療の選択肢も広がります。当院では痛みを最小限に抑えた検査を心がけておりますので、安心して受診してください。
Q8.更年期の症状で悩んでいますが、どのような治療法がありますか?
更年期症状の治療には、ホルモン補充療法(HRT)、漢方薬、生活習慣の改善指導などがあります。症状の程度や患者様のご希望に応じて最適な治療法を選択します。HRTについては事前に詳しい検査を行い、適応を慎重に判断いたします。副作用や注意点についても十分にご説明し、安心して治療を受けていただけるようサポートします。
Q9.性感染症の検査を受けたいのですが、プライバシーは守られますか?
当院では患者様のプライバシー保護を最優先に考えています。個室での診察、検査結果の厳重管理、スタッフの守秘義務の徹底など、様々な配慮を行っています。検査結果についても、ご本人以外には一切お伝えいたしません。パートナーへの検査勧奨や治療についても、患者様のご意向を尊重して対応いたします。
Q10.24時間対応とありますが、夜間や休日でも診察を受けられますか?
当院では急患・分娩については24時間対応しております。夜間や休日でも緊急時にはお電話でご相談いただけます。電話での相談内容をお聞きし、緊急性が高いと判断した場合には、外来診療、他の医療機関との連携、緊急搬送など、医学的に必要な対応をいたします。まずはお電話でご連絡ください。ただし、通常の診療については診療時間内での受診をお願いしております。
Q11.妊娠検査薬で陽性になった場合、いつ受診したらいいですか?
妊娠検査薬で陽性反応が出た場合は、早めの受診がおすすめです。ただし、検査薬で反応が出る時期は妊娠4週前後のため、超音波で子宮内妊娠かどうかを確認できるのは5〜6週頃です。早すぎる受診では赤ちゃんが見えない場合もありますが、子宮外妊娠などの異常妊娠を早期に見つけるためにも、目安としては生理予定日から1週間以上経ってからの受診が理想的です。
Q12.おりものに異常がある気がします。受診した方がいいですか?
おりものの色・量・においがいつもと違う、かゆみや痛みを伴うなどの変化がある場合、何らかの感染症やホルモンバランスの乱れが原因となっていることがあります。特に、黄色や緑色、悪臭を伴うおりものは細菌や性感染症の可能性もあります。おりものは体の状態を反映する大切なサインですので、気になる症状があれば、我慢せず婦人科を受診してください。検査で原因を特定し、適切な治療を行うことができます。
Q13.これは更年期障害でしょうか?受診の目安を教えてください。
更年期障害は、閉経前後の女性ホルモンの急激な変化により、ホットフラッシュ(ほてり)、発汗、不眠、イライラ、動悸など多様な症状が現れる状態です。40代半ば以降にこれらの症状が出始めた場合、更年期障害の可能性がありますが、甲状腺疾患など別の病気が隠れていることもあるため注意が必要です。「年齢のせい」と我慢せず、症状がつらいと感じた時点で婦人科にご相談ください。ホルモン検査やお薬による治療で改善することが多くあります。
Q14.貧血があるのですが、内科では原因がわかりませんでした。婦人科と関係ありますか?
女性の慢性的な鉄欠乏性貧血の原因として多いのが、月経過多です。出血量が多い月経が続くことで、気づかないうちに鉄分が不足し、貧血が起きることがあります。内科で明らかな出血源が見つからなかった場合でも、子宮筋腫や子宮内膜症など婦人科の病気が背景にある可能性があります。長引く貧血や原因不明の場合は、一度婦人科で月経の状態を含めてご相談ください。適切な検査で原因を探り、必要に応じて治療を行います。
Q15.月経不順が続いています。問題ないのでしょうか?
月経周期が25〜38日以外の範囲だったり、周期が毎回大きく変動したりする状態を「月経不順」といいます。ストレスやダイエット、過度な運動が原因のこともありますが、ホルモンバランスの乱れや排卵障害、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などの疾患が隠れていることもあります。特に妊娠を考えている方にとっては、月経不順が治療の対象となることもあります。一度婦人科で相談してみると安心です。
Q16.生理痛がひどくて学校や仕事に行けません。どうすればいいですか?
生理痛が日常生活に支障をきたすほどつらい場合、「月経困難症」と呼ばれ、治療が必要なことがあります。鎮痛剤で一時的に和らげることはできますが、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が原因で起きている可能性もあります。毎月の痛みに我慢せず、婦人科で相談してください。低用量ピルなどで生理痛が軽くなる方も多く、生活の質を改善することができます。学生さんでも受診できますので、遠慮せずご来院ください。
Q17.妊娠したかもしれません。でも産めないし、誰にも知られたくありません。
妊娠の可能性があるけれど、事情があって産むことができない、誰にも相談できず悩んでいる方は、まずは一人で抱え込まずに婦人科を受診してください。当院ではプライバシーに最大限配慮し、ご本人の意思を尊重した対応を行っています。早い段階での相談が選択肢を広げ、体への負担も軽く済む可能性があります。迷っている方も、お気持ちに寄り添いながら対応しますので、どうか安心してご相談ください。
Q18.性交時に痛みがあります。病気でしょうか?
性交時の痛み(性交痛)は、膣や子宮の病気、ホルモンバランスの変化、心理的な要因など、さまざまな原因で起こります。萎縮性膣炎や子宮内膜症、クラミジア感染などが原因のこともあり、放置すると悪化する可能性もあります。「恥ずかしい」「相談しづらい」と感じるかもしれませんが、よくあるお悩みのひとつですので、遠慮なくご相談ください。原因を明らかにし、適切な治療を行うことで改善が期待できます。
Q19.月経量が多いかどうか、自分では判断がつきません。
「月経量が多い」とは、ナプキンを1〜2時間ごとに交換しないと漏れてしまう、夜用でも足りない、血の塊が多く出る、などの症状がある場合を指します。月経量が多い状態が続くと、貧血の原因にもなります。子宮筋腫やホルモン異常が関係していることもあるため、気になる方は一度婦人科で相談しましょう。内診や超音波検査で原因を確認し、必要に応じて治療やお薬による調整が可能です。
Q20.安定期っていつからですか?
一般的に妊娠16週〜27週(妊娠5〜7か月頃)を「安定期」と呼ぶことが多いですが、医学的な定義があるわけではありません。この時期はつわりが落ち着き、お腹の赤ちゃんの状態も比較的安定してくるため、体調が良ければ旅行や軽い運動などが可能になることもあります。ただし、妊娠経過には個人差がありますので、何か新しいことを始める際は、必ず主治医と相談のうえ進めるようにしてください。