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【産後うつとマタニティブルーズ】症状の違いや治療を解説

産後うつとマタニティブルーズの違い|症状・時期・受診目安をやさしく解説

出産は大きな喜びである一方、心と体には大きな変化が訪れます。出産直後に多くの方が経験する「マタニティブルーズ」と、医療的支援が必要になる「産後うつ」は異なる状態です本記事では、その違いや症状、受診の目安、家族ができる支援についてやさしく解説します。

◆ マタニティブルーズとは

マタニティブルーズは、出産後2〜3日ごろに始まり、1〜2週間で自然に軽快することが多い一過性の気分変動です。
・涙もろくなる、情緒が不安定になる
・不安やイライラが強まる
・眠れない、食欲がない

◆ 産後うつとは

産後うつは、出産後数週間〜数か月の間に発症し、強い抑うつ気分や興味の喪失、自責感が2週間以上続き、生活や育児に支障をきたす状態です。
・気分の落ち込みが強い
・何をしても楽しめない
・赤ちゃんの世話がつらい、自信が持てない
・「消えたい」と思ってしまう

産後うつとマタニティブルーズの違い

「マタニティブルーズ」と「産後うつ」は似ているようで、実は時期や症状、対応が大きく異なります。下記の表で比較してみましょう。

項目 マタニティブルーズ 産後うつ
発症時期 出産後2〜3日頃に始まる 出産後数週間〜数か月で発症
持続期間 1〜2週間で自然に軽快 2週間以上続き、生活に支障
主な症状
  • 涙もろい
  • 不安やイライラ
  • 情緒不安定
  • 強い抑うつ気分
  • 興味や喜びの喪失
  • 自責感や罪悪感
  • 赤ちゃんへの関心の低下
対応 休養と家族のサポートで改善することが多い 医療機関での相談・治療が必要な場合あり

◆ 受診の目安

・落ち込みや不安が2週間以上続く
・眠れない・食欲がない
・赤ちゃんの世話がつらい
・「消えたい」と感じる

◆ 家族・周囲ができること

・休息を確保する(夜間の授乳交代など)
・家事・育児を分担する
・気持ちを否定せずに聴く
・受診を後押しする

◆ 当院のサポート体制

当院では、以下の外来・ケアを通して産後の心身をサポートしています。
産後ケア
・婦人科コンシェルジュ外来
・母乳外来
24時間WEB予約はこちら

◆ 岡山での相談先(地域の支援窓口)

産後の心の不調については、地域の相談窓口も利用できます。岡山市・倉敷市では子育て世代への支援窓口や保健師相談が整備されています。
岡山市保健所・保健センター:母子保健担当(産後の心身に関する相談が可能)
・倉敷市保健所・保健課:育児支援、こころの健康相談を実施
子育て世代包括支援センター:妊娠期から産後まで切れ目のないサポート
当院でも妊娠・出産に伴う心のケアをご相談いただけます。気になる症状がある場合は、ひとりで悩まずにご相談ください。

◆ まとめ

・マタニティブルーズは一過性で自然に改善することが多い
・産後うつは持続し、医療的支援が必要になる
・不安を感じたら、早めに相談することが大切
ひとりで抱え込まず、まずはご相談ください。当院はあなたの回復をサポートします。
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