例えば、新型コロナウイルス感染症は、ガンなどの
基礎疾患を抱える人や、高齢者が重症化するリスクが
高いことが報告されていますが、抵抗力の低下も一因
になっています。
抵抗力の低下で婦人科疾患が起こる可能性もありま
す。その一つに「カンジタ膣(ちつ)炎」が挙げられ
ます。豆腐のカスのような白いおりものが増え、かゆ
みもあります。
また、外陰ヘルペスは、初めは性行為で感染し、
一度感染してしまうとウイルスが体に潜み、体の抵抗
力が落ちると再発。陰部に腫瘍などができて痛みや
かゆみの症状が出てきます。
抵抗力を下げないためには、規則正しい生活、バラ
ンスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠が大切。
補中益気湯(ほちゅうえきとう)、十全大補湯
(じゅうぜんたいほとう)などは、抵抗力を高めるた
めによく処方される漢方です。
当院では、アレルギー疾患の方に、胎盤から作られ
たプラセンタ(カプセル、注射)を用いています。
症状が改善される場合があります。
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