今までは、妊娠初期(11週6日)までの中絶薬はなく、
妊娠12週以降に膣剤を膣の中に挿入していました。
すでに海外では、妊娠初期に服用できる経口タイプの中絶薬がありましたが、
このほど日本でも「メフィーゴパック」という販売名の経口薬が承認されました。
これは妊娠9週0日以下の場合に利用できます。
まず、ミフェプリストン(1錠)を飲むことで
子宮内膜がはがれ、子宮筋肉の収縮、子宮けい管が軟化します。
その後、36〜48時間後にミソプロストール(2錠)を飲みます。
こちらも、子宮筋肉の収縮、子宮けい管の軟化作用があり、
この2種類の薬を服用すれば完了です。
もちろん、100%中絶できるわけではありません。
このように、メフィーゴパックの使用法は簡単ですが、
厳正な管理が求められ、母体保護法指定医師が所属する医療機関のみ取り扱いが可能。薬局やインターネットでは購入できません。
また、9週以降は以前と同様、中絶手術になります。