妊娠中の運動が妊婦さんや赤ちゃんにどのようなメリットがあるかご紹介します!
① 出産に備えた体力づくり
妊娠中の運動不足によって、筋肉や体力が衰えた状態でお産を迎えると、微弱陣痛になって
しまう可能性があります。
体力がなく、適切なタイミングでいきむことができないと、分娩時間が長時間に渡ることになり
母子の負担が大きくなるため、日ごろから運動をして体力を維持しておくことが必要です。
② マイナートラブルの軽減
お腹が大きくなり体型が変化してくると、体が反り気味になることで背中や腰への負担が
起こりやすくなります。
日ごろから運動をして腰回りの筋肉を鍛えておけば、腰痛の悪化を防ぐことができます。
妊娠中は体内の血液量、水分量も増えて、子宮が大きくなるためにどうしても血管が圧迫されて
血行が悪くなりがちです。その結果むくみやすくなるため、マッサージに加えて運動をして血行を
良くすることが重要です。
妊娠初期はホルモンの影響で、後期は大きくなった子宮が腸を圧迫するため便秘になりやすいです。
便秘を解消するためには、食物繊維や水分の摂取を心がけることが大事ですが、併せて運動も
取り入れることで、症状を軽減することができます。
③ 急激な体重増加を防ぐ
体重の過剰な増加は、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクを高める要因となります。
日ごろの食生活を見直すと共に、運動を習慣化することでそれらのリスクを軽減することが可能です。
また、体重の急激な増加は妊娠線の原因にもなります。特につわりがおさまり始める安定期のころ
から食べ過ぎに注意するとともに、適度な運動を行って体重管理をしていく事で、妊娠線を予防する
ことができます。
④ 赤ちゃんの脳への影響
妊婦の運動は赤ちゃんの脳の成長にも影響があるとも言われています。妊娠中の適度な運動は赤ちゃん
の脳の成長を促進しているとの研究成果が報告されています。
安定期に入って、特に問題がなければ、軽い運動を始めてみましょう!