新たな感染症として、全世界で猛威を振るっている「新型コ
ロナウイルス感染症」。感染者の約85%は無症状または軽症
者、残り約15%は重症化し、そのうち1〜2%は死に至って
います。
妊娠中にインフルエンザにかかると重症化しやすいことや、
胎児への影響が知られていますが、新型コロナウイルスに関
しては重症化の有無や胎児への影響といった報告はまだ出て
いません。しかし、重症化によって酸素吸入が必要な状態に
なると、機能不全など胎児への影響も十分考えられます。
岡山県では35〜36週の妊婦さんが出産前にPCR検査を
受けることができるよう、検査費用の助成制度が始まりまし
た。今後もこの流れは全国にも広がると思います。
また、妊婦さんが新型コロナに感染してしまうと、出産で
きる病院も限定されます。今現在、県内で約350カ所の発
熱外来があります。もし、微熱が出た時のためにも、対応し
てくれる医療機関をあらかじめ探しておくとよいでしょう。
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