子宮頸がん検診では子宮頸部の細胞を採取し、異形細胞の
有無を見る「細胞診」を行います。
以前は日母分類で1・2が異常なし、3は病変の可能性
あり、4・5はがんの可能性が高いというクラス分けでし
たが、2009年からベセスダシステムに変わりました。
ベセスダシステムではNILMなら異常なし、
ASC―USは病変の可能性あり、ASC―H、LSIL、
HSILが悪性病変の可能性あり。NILM以外はヒト
パピローマウイルスに感染している可能性があります。
大体は異形成(前がん病変)ですが、中にはがんが見つ
かるケースもあるので精密検査が必要です。
検診結果が届いて数カ月放置してから、精密検査を受けに
来る方も少なくありません。しかし、その間に病気が進行
していることもあるので、検診結果が返ってきてNILM
以外の人は、すぐ病院で精密検査を受けるようにしましょう。
早期がんであれば、日帰り手術も可能で、子宮や卵巣を温存
できます。
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