【プレコンセプションケア】妊娠を考え始めたら「プレコンセプションケア」|婦人科でできる検査と準備とは?

妊娠前にできること「プレコンセプションケア」とは?

Q:娘が春に結婚します。健康診断は毎年受けていますが、これからの将来を考えると、婦人科の検査も受けた方が良いでしょうか?
(54歳・女性)

最近注目されているのが、プレコンセプションケア(preconception care)という考え方です。これは、将来の妊娠・出産に備えて、女性やカップルが妊娠前から健康管理や検査・生活改善に取り組むことを指します。

プレコンセプションケアでできること

  • BMI(肥満度)の調整:妊娠しやすい体作りと、将来の赤ちゃんの生活習慣病リスク軽減
  • 葉酸の摂取:毎日400マイクログラムの葉酸を妊娠前から摂ることで、神経管閉鎖障害(無脳症・二分脊椎)を予防
  • 禁煙指導:喫煙は胎児の発育や発達障害リスクに影響を及ぼすため、妊娠前からの対策が重要

妊娠前に確認しておきたい検査

プレコンセプションケアでは、以下のような婦人科系の検査や予防接種も重要です:

  • 子宮頸がん検診
  • 性感染症の検査:クラミジア、梅毒、HIVなど(自覚症状がないことも多いため要注意)
  • 子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)の接種

こうした検査や指導を受けることで、妊娠を望むときに安心してスタートできる準備が整います。健康診断だけではわからないリスクもあるため、一度婦人科でのチェックをおすすめします

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