【低用量ピル】ピルの正しい知識と副作用まとめ|服用前に知っておきたい5つの注意点

💊 ピルってそもそも何?

「ピル」とは、女性ホルモンを含む錠剤で、ホルモンバランスを調整するお薬です。
一般的に「低用量ピル」が多く処方されており、排卵を抑えることで避妊効果を得ることができます。OC(経口避妊薬)やLEP(エストロゲン・プロゲスチン配低用量ピルの副効用合薬)と呼ばれるものがあり、基本的な作用は共通しています。


✅ ピルにはこんな効果も

  • 月経痛の緩和
     排卵を抑えることで、ホルモンの波による痛みが軽減されます。

  • 月経量の減少
     月経過多の人が服用することで月経量が減少します。

  • 月経周期の安定
     生理が予定通りに来るようになるため、旅行やイベントの調整がしやすくなります。

  • PMS(月経前症候群)の軽減
     イライラや落ち込みといった症状が軽くなる方も。

  • ニキビ・肌荒れの改善
     ホルモンバランスの乱れによる肌トラブルが抑えられることもあります。

  • がん発生リスクの低下の可能性も!
     子宮体がん、卵巣がん、大腸がんのリスクが減るといった副効用があり、服用しない人に比べ、50%ほど子宮体がんの発症率を防ぐという報告もあります。

⚠️ ピルの副作用とは?

ピルは安全性の高い薬ですが、体質によっては以下のような副作用が起こることがあります。

  • 吐き気・頭痛・めまい
     服用開始時に見られますが、数日〜数週間でおさまることが多いです。

  • 不正出血
     ホルモン変動により、一時的に出血が起こることがあります。

  • 胸の張り・むくみ
     ホルモンの影響で体に変化が現れる場合があります。

  • 気分の落ち込みやイライラ
     精神的な影響が出る場合もあり、気になる方はご相談ください。

  • まれに血栓症のリスク
     特に35歳以上の方や喫煙されている方は、服用前に必ず医師と相談を。


🚨 医師に相談した方がいいサイン

  • 激しい頭痛や視界の異常がある

  • 片脚の痛み・腫れ・赤み(血栓症の可能性)

  • 強い気分の変化が続く

副作用の疑いがある場合は、自己判断せずすぐにご連絡ください。


🩺 当院でのピル処方について

さわだレディスクリニックでは、ピルの処方にあたり一人ひとりに合わせた丁寧なカウンセリングを行っています。
避妊目的だけでなく、月経困難症やPMSなどの治療としてもご利用いただけます。
症状に応じて保険適用となる場合もありますので、まずはお気軽にご相談ください。

*アフターピルは保険適応外です。


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