アフターピルは性交渉後72時間以内に
1回服用することで、排卵を抑え、
受精卵の着床を防ぐなど
緊急的に妊娠を避ける効果があります。
現状、アフターピルは、医師の診察とともに
処方されています。
近年議論が繰り返される中で、政府は昨秋、
処方箋が無くても薬局で購入できるよう
方針を打ち出しました。
メリットは病院に行かなくても手に入ること。
特に性被害者や未成年者は医療機関の受診を
躊躇(ちゅうちょ)しがち。一刻を争う状況で
身体的・心理的負担を軽減できるでしょう。
その半面、医師の診断がなくてもいいということは、
自分の体の状態を知らないまま服用し、
アフターケアもありません。結果、子宮や卵巣の
病気により月経に異常のある人は
状態がより悪化したり、すでに妊娠していても
気付かず妊娠を継続させてしまったりする
恐れもあります。また、服用が常態化すると
血栓症や肝機能障害のリスクも考えられるので、
注意が必要です。
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