月経周期が24日未満で月に2、3回生理が来る場合を頻発月経といいます。多くは、卵巣機能不全の状態でホルモンバランスが崩れて起こります。生理の周期がおかしいなと思ったら、まず基礎体温をつけるようにしましょう。頻発月経の方は排卵していないケースが多く、ずっと低体温期の状態です。病院では、基礎体温、女性ホルモンの説明や、エストラダイオール、LH(黄体形成ホルモン)、FSH(卵胞刺激ホルモン)の数値を計ってホルモン状態を調べます。さらに、卵巣の状態(卵巣のう腫、卵巣腫瘍、多のう胞性卵巣症候群)、下垂体機能、子宮の状態も確認します。無排卵で高校生以下、未婚の方には主に貧血治療、月経調整をするホルモン治療を行い、漢方を処方することもあります。妊娠を望む既婚者の場合は、排卵誘発剤を処方します。また、2回に1回は出血量が少ないという方は、頻発月経ではなく不正出血も疑われます。自己判断せず、一度婦人科に相談しましょう。
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