【尖圭コンジローマ】陰部のブツブツは尖圭コンジローマ?原因・治療・HPVワクチン予防まで解説

陰部にブツブツ…それ、尖圭(せんけい)コンジローマかもしれません

Q:陰部に小さなブツブツができました。痛みもかゆみもないのですが、治療は必要ですか?
(30歳・女性よりご相談)

このような症状は、尖圭コンジローマの可能性があります。ヒトパピローマウイルス(HPV)の6型や11型が原因で、主に性行為を介して感染し、外陰部や膣、子宮頸部などに小さなイボのようなブツブツができます。

最初は米粒ほどの小さな突起ですが、放置すると数が増えたり、肛門周囲にまで広がったりして、カリフラワー状になることもあります。

診断と治療について

診察では視診を行い、外陰部に症状があれば膣内も確認します。外見が似ている乳頭腫(良性腫瘍)などとの見分けが必要です。

治療方法は以下の通りです:

  • べセルナクリーム:外陰部のみに症状がある場合は、1日おきに塗る外用薬で治療(比較的新しい治療法)
  • 高周波・レーザー治療:膣内や症状が広範囲に及ぶ場合は外科的処置が必要です

放置はNG。出産リスクにも関係します

尖圭コンジローマを治療せずに放置すると、出産時の産道感染による母子感染や、分娩リスクの上昇につながることがあります。症状が軽くても、早めに婦人科を受診することが大切です。

HPVワクチンによる予防も

HPVワクチン(4価・9価)は、尖圭コンジローマの原因ウイルスである6型・11型、そして子宮頸がんの原因となる16型・18型などの感染を防ぐことができます。性交渉が始まる前の若年層への接種が推奨されています。

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