【家庭内で気を付けたい性感染症】まだ性行為をしていない子どもが性感染症に感染することがあると聞きました。原因を教えてください。(35歳・女性)

共に生活をする家庭内では、感染症感染のリスクが高くなります。

例えば、トリコモナス感染症。
主な感染経路は性行為で、陰部のかゆみや泡沫状のおりものなど
の症状が見られます。時に性経験のないお子さんが感染したと受診することがありますが、
この場合、タオルの使いまわし、トイレの便座、お風呂の浴槽やイスを介した感染の可能性が大きいです。

また、ヘルペスは1型(口唇ヘルペス)と、2型(性器ヘルペス)があり、
それぞれの箇所にかゆみや水ぶくれなどの症状が起こります。
1型の場合、食べ物の口移し、飲み物の回し飲みなどで感染します。
2型は、トリコモナス同様、お風呂の浴槽などでの感染です。

これらの性感染症は、コロナに比べれば感染力は強くありませんが、
家族を守るためにも症状がある場合はすぐに医療機関で診てもらいましょう。
そして、日常生活でも免疫力を下げないよう食事や睡眠など健康管理する、
タオルの使いまわしを避けるなどを実践してみてください。

他の記事を読む