【和痛分娩】Q.娘が第2子を妊娠中です。1人目は自然分娩で少し大変そうでした。最近は無痛分娩で産む人も増えているとのこと。ほかにも出産方法はありますか。(59歳・女性)

最近のお産の主流として、無痛分娩(硬膜外麻酔)があります。背骨近くの硬膜外腔に麻酔をします。

しかし、副作用や合併症により、お母さんが下半身麻痺になったり、最悪の場合、赤ちゃんが亡くなるケースもあります。無痛分娩の硬膜外麻酔による事故は2022年だけでも全国で15件報告されています。

無痛分娩のほか、和痛分娩があります。これは、鎮痛作用のある筋肉注射(ぺチロルファン)を打った後、吸入麻酔をして痛みを和らげていく方法です。イメージ的には夢を見ている間にお産をする感じです。最後に子宮口が10㎝ほど全開大になると自分で気張ってもらうので、産んだ実感を感じることができます。母子ともに影響がなく、合併症のリスクがほとんどないのもメリットです。

岡山で和痛分娩ができる医院は、当院のほか数院しかありません。希望される方は事前に確認し、不安なことを相談してみてください。