【再発するヘルペス感染症の予防】疲れで体調を崩すと、陰部にヘルペスが出て辛いです。予防する方法はありますか?(37 歳・ 女性)

ヘルペスは、ヘルペスウイルスによって引き起こされる感染症。
主に口唇ヘルペス(HSV1型)、性器ヘルペス(HSV2型)があり、
該当部分の周りに、痛みなどを伴う水ぶくれができます。
いずれも人によっては、39度前後熱が出ることもあり、発症して5日間、飲み薬や塗り薬で治療します。
陰部が痛くて歩けないなど症状がひどい場合は、入院して点滴を行うこともあります。
また、一度ヘルペスに感染すると、ウイルスが神経節に残って潜伏し、
完全に無くなることはありません。ほとんどの場合、風邪や疲労などで体の抵抗力や免疫力が弱まった時に再発します。 
年に何度も繰り返してしまう人には、1日1回、飲み薬(バルトレックス)を服用する再発予防治療を行います。
最近登場した「PIT療法」は、あらかじめ処方された飲み薬(ファムビル)を、
ムズムズと違和感を感じた予兆の段階で服用することで、発症を抑えることができます。
いずれの内服薬も保険が適用されます。