低用量ピル(ホルモン剤)には、
OC(経口避妊薬)やLEP(エストロゲン・プロゲスチン配低用量ピルの副効用合薬)
と呼ばれるものがあり、基本的な作用は共通しています。
OCにはさまざまな種類があり、主に避妊目的で使用され、自費診療。
LEPは元々、子宮内膜症や月経困難症などの症状を和らげる薬として
開発されたもので、保険が適応されます。
これらOC、LEPには、避妊や疾患の症状緩和などの主作用のほか、
副効用があります。
例えば、月経過多の人が服用すると、月経量が減り、
貧血の改善などに繋がります。
また、月経前の気分の落ち込み、ニキビの改善をはじめ、
子宮体がん、卵巣がん、大腸がんのリスクが減るといった副効用があり、
服用しない人に比べ、50%ほど子宮体がんの発症率を防ぐという報告もあります。
一方で、吐き気や倦怠感、頭痛などの副作用も見られます。
心配なことは随時、かかりつけ医の先生に相談しましょう。