一般的に更年期症候群は、閉経する前後５年（45歳～55歳くらい）に、発汗、頭痛、イライラ、不眠、うつっぽくなる、関節痛などの症状が出てきます。
相談者も更年期症候群の症状・ホットフラッシュが疑われます。
手足は冷たいのに、顔がカッと熱く火照ったり、上半身に汗をかいたりします。原因に、エストロゲンの分泌量の減少が挙げられます。

閉経前後の女性には、受診の際、ホルモン検査を行います。エストロゲンが不足している方の主な治療法は、ホルモン補充療法。
飲み薬や貼り薬、塗り薬の処方、注射を行い、特にホットフラッシュに大きな効果があります。
ホルモン療法が苦手で、加味逍遙散（かみしょうようさん）などを使った漢方療法や、
胎盤から抽出したプラセンタを用いるプラセンタ療法（内服、注射）を選択される方もいます。

ただ、熱によるのぼせ、全身に汗をかくなどの症状は、感染症など他の病気の可能性が高いです。体調をよく見て医療機関を受診してください。