子宮筋腫とは
子宮筋腫とは、子宮の筋肉にできる良性の腫瘍です。30代以降の女性に多く、40代では2人に1人が持っているともいわれています。
良性腫瘍のため命に関わることは少ないですが、大きさやできる位置によっては症状が現れることがあります。
よくある症状
- 月経量が多い(過多月経)
- 生理痛が強くなる
- 貧血
- 頻尿・便秘(筋腫が膀胱や腸を圧迫)
- 下腹部のしこりや違和感
診断の流れ
初診では問診と内診を行い、必要に応じて以下の検査を実施します。
- 経腟超音波検査: 子宮の内部を画像で確認します。
- 血液検査: 貧血やホルモンバランスのチェックを行います。
- MRI検査: 必要に応じて、筋腫の大きさや位置をより詳しく調べます。
治療について
治療は筋腫の大きさ、症状の有無、年齢、妊娠希望の有無などを総合的に判断して行います。
1. 経過観察
小さな筋腫で症状がなければ、定期的な経過観察で様子をみることがあります。
2. 薬物療法
低用量ピルやGnRHアゴニストなどを用い、月経量を抑えたり、筋腫を一時的に縮小させる治療です。
症状が強い場合や手術の前後に使用されることもあります。
3. 手術療法
- 筋腫核出術: 筋腫のみを取り除く手術(妊娠を希望する方に向いています)。
- 子宮全摘術: 筋腫の数が多い方や再発を繰り返す方などに適応されることがあります。
当院での対応
さわだレディスクリニックでは、患者様のライフステージやご希望に沿って、最適な治療をご提案いたします。
「もしかして子宮筋腫かも…」と感じたら、お一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。