【アフターピルの薬局販売】アフターピル(緊急避妊薬の新制度と注意点を解説

 

Q. ニュースでアフターピルが薬局で買えるようになると聞きました。どんなメリット・デメリットがあるのですか?(27歳・女性)

避妊に失敗した時や、予期しない性行為があった際に妊娠を防ぐ手段として使われる**「アフターピル(緊急避妊薬)」**。性交後72時間以内に服用することで、排卵を抑えたり受精卵の着床を防ぐ効果があります。

現在は医師の診察を受け、処方箋が必要ですが、政府は昨今の議論を経て、薬局での販売を可能にする方針を打ち出しました。


🟢【薬局で買えるメリット】

  • 病院に行かなくても購入でき、早期服用が可能に

  • 性被害やパートナーとのトラブルにより、病院受診をためらう方にとっての心理的ハードルが下がる

  • 未成年者でもアクセスしやすくなる


🔴【見逃せないデメリット・リスク】

一方で、医師の診察なしに入手できることに伴うリスクもあります。

  • すでに妊娠していた場合、適切な判断ができず服用してしまう恐れ

  • 子宮や卵巣の病気による月経異常を見逃し、服用によって体調を悪化させる可能性

  • 繰り返しの使用は血栓症や肝機能障害などのリスクを高める可能性

  • 性感染症(STI)には効果がないことも知られていないことがある


✅【正しい知識とサポートで、自分の体を守ろう】

アフターピルの薬局販売が進めば、利便性は確実に高まります。
しかし、「便利だから」「周囲も使っているから」ではなく、正しい情報をもとに判断することが大切です。

不安がある方は、婦人科に気軽にご相談ください。
当院でもオンライン診療・LINE相談などを通じて、妊娠の不安や避妊に関する悩みを丁寧にサポートしています。


 

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